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ミルメヒディ工房 模様の優美な曲線 有名作【Botteh小鳥たちの楽園】 貴重品 人気の青緑色を入手
ミルメヒディ工房による芸術性溢れる傑作で、優雅な青緑色のフィールドカラーを基調としています。デザインの中心には、自然の美しさを象徴する「Botteh(ボテ)」(ペイズリー柄)と鳥や花が生き生きと描かれたパターンが広がり、まるで楽園の一部を切り取ったようなデザインとなっています。見る者を惹きつける緻密なディテールは、この工房ならではの技術力とセンスが光る一枚です。
フィールドにはメインのボテの周りに流れるように小さいボテが多用され、自然の生命力を感じさせるエネルギーに溢れています。小鳥たちが花々の間を飛び交い、自然の息吹が伝わってくるような立体感を表現しています。さらに、ボーダー部分には細かいボテ文様と花模様が施され、フィールドデザインと完璧な調和を保ちながら、全体を引き締める役割を果たしています。
青緑色のフィールドカラーはシルク特有の光沢感によって鮮やかに際立ち、深みと落ち着きを演出します。一方、ボーダー部分のカラフルなパターンは、フィールドデザインを引き立てながらも華やかさを加えています。絨毯全体から伝わるバランスのとれた美しさが、見る者に上品で洗練された印象を与えます。
制作には110万ノットの高密度織り技術が採用されており、183万ノットの打ち込み数によって耐久性と緻密さを両立しています。こちらの絨毯は、リビングルームや応接室に置くだけで空間を一層格調高く彩ります。
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房の細かな花模様が丁寧に織り込まれた、華やかなデザインの一枚です。中央の花束を囲むように広がる唐草模様は、大きめの柄が特徴です。そこに赤・ピンク・黄色の花々が彩られ、はっきりとした柄ながらも、一つ一つが綺麗に織られているのが印象的です。見る角度によってシルクならではの輝きが変化し、まるで絵画のような存在感を放つ最高級の逸品です。
逸品 ミルメヒディ工房 エスリーミーのオーバーオール 一織ごとに映える抜群の色彩美! 暖色
ミルメヒディ工房の作品として、ダークレッドを基調とした優雅で格調高いデザインが特長です。深みのある赤色が絨毯全体の雰囲気を引き締め、華やかでありながら落ち着きのある印象を与えます。絨毯の中心には繊細な花柄が丁寧に織り込まれ、まるで一幅の絵画のような美しさを持っています。
フィールドには、多様な花々が描かれており、それぞれの花が持つ鮮やかな色彩が絨毯全体に命を吹き込んでいます。バラなどの花々が、繊細な曲線で優美に繋がり、自然界の調和と豊かさを象徴しています。ピンク、ブルー、オレンジ、グリーンといった色の組み合わせが、立体感を演出し、見る人を魅了します。
ボーダー部分はゴールドやオレンジを基調とした暖かみのある色合いが特徴で、華やかな花模様とエスミーリー(唐草文様)が絶妙に組み合わされています。このデザインは、フィールドの華やかさを引き立てながらも、絨毯全体に統一感をもたらしています。
こちらの絨毯は、ミルメヒディ工房の熟練した職人が手掛けたもので、110万ノット平方メートルの高密度で丁寧に織られています。その技術は、細部に至るまで模様を鮮明に表現し、一織一織に職人の情熱が込められています。
リビングルームや寝室の床を飾るだけでなく、壁掛けとしてもその美しさを発揮します。ダークレッドの基調色が部屋全体に高級感を与え、伝統的なインテリアやアンティーク調の家具とも見事に調和します。こちらの絨毯は、単なる装飾品を超え、空間に特別な温もりと豊かさをもたらす芸術作品です。
ミルメヒディ工房の卓越した技術とセンスが結集したこちらの絨毯は、伝統とモダンが融合した逸品として、一生大切にできる価値を持っています。
逸品 ミルメヒディ工房 エスリーミー柄 一筆ごとに映える抜群の色彩美!
本作品はペルシャ絨毯特有の華やかさと繊細さを兼ね備えた逸品です。フィールドカラーは明るいクリーム色を基調としており、その上に色とりどりの花模様が施されています。クリーム色の背景は、デザイン全体を引き立てながら、空間を明るく広く見せる効果があります。
花模様には赤やピンク、ブルー、イエローといった多彩な色が用いられており、生命力あふれる庭園のような雰囲気を作り出しています。これらの花々は、ペルシャの伝統的なゴルダニ(花瓶)デザインの一部であり、職人の卓越した技術によって一つ一つ丁寧に織り上げられています。フィールド全体を覆う曲線模様は、柔らかい流れを感じさせ、見る者に穏やかな印象を与えます。
ボーダーカラーには濃いモカブラウンが使用され、中心のフィールドカラーと美しくコントラストを形成しています。ボーダー部分にはさらに細かな花模様が描かれており、絨毯全体に統一感と深みを加えています。
また、こちらの絨毯の織り密度は非常に高く、精緻なディテールを実現しています。職人技が光る細やかな織り目と絶妙な色彩のバランスは、一目でその品質の高さを感じさせます。家庭のリビングや応接室、寝室など、あらゆる空間に調和するデザインです。特に明るいインテリアに合わせることで、その美しさをより引き立てることができます。
こちらの絨毯は、優雅で洗練されたデザインを求める方々にとって、インテリアに特別な価値をもたらす選択肢となるでしょう。
時を超えた美しさ、ミルメヒディ工房の逸品。メダリオン文様で描かれる小鳥たちの世界が、あなたの空間に永遠の優雅さをもたらします。
ミルメヒディ工房の作品の中でもメダリオン文様を最も美しく表現した至極の逸品です。フィールドカラーには清々しいスカイブルーが使われ、ボーダーには深みのあるブルーが施されています。色調のバランスが絶妙で、全体として穏やかで優雅な印象を与えます。
デザインには、時を超える小鳥たちの世界が描かれています。小鳥が飛び交い、自然の美しさを讃えるかのような繊細なディテールが施されており、見る者の心を引き寄せます。細かな織り模様とシルクならではの光沢感が、手織りの精緻さと相まって、贅沢な存在感を放ちます。
こちらの絨毯は、110万ノット平方メートルという高密度で織られており、打ち込み総ノット数は191万ノットに達します。これにより、非常に精密で美しいデザインが表現され、耐久性にも優れています。制作には20ヶ月を費やし、職人の卓越した技術が光る作品です。
サイズは160cm x 109cmで、広めのスペースにも適しています。こちらの絨毯は、上品でありながらも圧倒的な存在感を放ち、どのような空間にも調和しながら、美しさを引き立てます。
細かな花模様が丁寧に織り込まれた、華やかなデザインの一枚です。中央のメダリオンを囲むように広がるバラの花々は、赤・ピンク・黄色の色彩で彩られ、気品ある印象を与えます。背景にはベージュを基調にブルーや金色の幾何学模様が織り込まれ、全体に美しい調和を生み出しています。見る角度によってシルクならではの輝きが変化し、まるで絵画のような存在感を放つ最高級の逸品です。
クムの名工・ミルメヒディ工房による、極上のシルクペルシャ絨毯作品をご紹介いたします。漆黒に近い濃紺の地に、華麗な花々が咲き誇る本作品は、まさに「絨毯の中の宝石」と呼ぶにふさわしい一枚です。
絨毯中央には、ペルシャ絨毯において吉祥を象徴する様々な花が緻密に織り込まれ、花々が浮かびあがったように見えます。花の色調は、赤、金、紫、青と豊かで、極細のシルク糸が光を受けて輝きを放ち、見る角度によって色彩の変化を楽しめるのも魅力です。
周囲を囲む縁取りには、細やかな唐草文様が黄金色で描かれ、重厚感と華やかさを兼ね備えています。また、絨毯全体には愛らしい鳥たちが飛び交い、生命力あふれる楽園を想わせる構図に仕上げられています。
クム産ミルメヒディ工房による、シルク100%の最高級ペルシャ絨毯です。深みのあるネイビーブルーを背景に、繊細な花瓶模様と咲き誇る花々が鮮やかに映える一枚。赤やピンク、ブルー、オレンジなど多彩な色使いが華やかで、豪華な生花のような美しさ。縁取りには花模様が丁寧に織り込まれ、全体を上品にまとめています。シルク特有の上質な光沢と滑らかさが、光の加減で表情を変え、飾るだけでお部屋を格調高く演出してくれます。見るたびに心が華やぐ、存在感ある逸品です。
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房の明るいアイボリーの背景に、色鮮やかな花々と愛らしい鳥たちが描かれた、やさしく落ち着いた一枚。ブルーやワインレッドの花が美しく調和し、鳥たちの羽の色彩も丁寧に織り込まれています。伝統的なメへラブ文様(モスクでのアーチ形の窪み)の中にオアシス生命の樹がまるで庭園のような世界観を感じさせます。明るいお部屋にもぴったり合う、柔らかい印象のデザインです。
ミルメヒディ工房 宝石のルビーのような赤紫色 メダリオンとアラベスク 工房の有名作品
絢爛たる赤紫色を基調としたデザインで、視覚的にも豪華で高級感あふれる仕上がりです。こちらの作品は、「メダリオン」デザインを中心に、アラベスク(エスリーミー柄)と花柄が絶妙に組み合わさり、立体感と奥行きが強調された一枚となっています。
フィールドカラーには深い赤紫色が採用され、その鮮やかな色合いが絨毯全体に華やぎを与えています。この赤紫色は、高級感と伝統の品格を同時に感じさせ、インテリアの中心として抜群の存在感を発揮します。
中央のメダリオン部分は繊細に編み込まれた花模様が広がり、絨毯の中心から放射状に広がる曲線が特徴的です。この曲線は、エスリーミー柄(流れるような曲線)特有の柔らかさと優雅さを持ち、まるで美術品を鑑賞しているかのような感覚を与えます。
周囲のボーダー部分は、赤紫とクリームのコントラストが印象的で、フィールド全体を引き締める役割を果たしています。ボーダーには花のリース状の模様が織り込まれ、クラシックな優雅さを感じさせます。さらに、細部まで丁寧に描かれた花模様は、熟練の職人技の結晶とも言えます。
こちらの絨毯は、視覚的な美しさだけでなく、質感や耐久性にも優れており、110万ノット平方メートルの高密度で織られたシルク100%の素材が使用されています。この高密度の織りにより、模様が極めて精緻に再現されており、手触りも滑らかで心地よい感覚を味わえます。
また、赤紫の色調が部屋に温かみを加え、明るいインテリアにもシックな空間にも調和します。この絨毯は、リビングルームや応接室、特別なイベントスペースにも最適で、空間全体を上品で格調高い雰囲気に仕上げます。
本作品は、シルク100%の素材を使用しており、薄さと柔らかさが特徴です。そのしなやかで繊細な質感は他を圧倒するほどの完成度を誇ります。
驚くほど細やかな織り目、ビロードのように滑らかな生地、そして肌に吸い付くようなシルクの艶やかな光沢が、豪華絢爛な美しさを放ちます。
まさに「The ペルシャ絨毯」と呼ぶにふさわしい、最高峰の逸品。工芸品を超え、美術品としての価値を誇ります。
シルクの絨毯は、角度によってその色合いが微妙に変化します。薄く見える時もあれば、濃く見える時もあり、その絶妙な風合いを楽しむことができます。
こちらの手織りのペルシャ絨毯は、熟練の職人の手によって一つ一つ丁寧に織り上げられています。その繊細で温かみのある模様は、忙しい日常にほんのひとときの微笑みを届けてくれることでしょう。
玄関マットとしての使用はもちろん、タペストリーとしてもお使いいただける、非常に美しい絨毯です。
また、色使いも特徴的で、鮮やかな色彩から、パステルカラーを基調とした独自の色彩感覚を感じさせるものまで、さまざまなデザインがあります。
シルクの優しい風合いと上品な美しさは、高級繊維の代名詞として、古くから現代に至るまで世界中で愛され続けています。シルクは見た目の美しさにとどまらず、多くの機能性を兼ね備えた素晴らしい素材です。
シルクは「人の肌に最も近い繊維」とも言われ、柔らかく体に馴染みやすいため、軽く薄くても暖かさを感じやすい特性を持ち、優れた保温性を発揮します。それでいて放湿性にも優れており、夏は涼しく、冬は暖かいという特性を持つため、季節を問わず年中使用できる点が非常に魅力的です。
さらに、シルクは抗菌性や紫外線吸収性など、多くの機能も備えています。
使用されているシルクは、厳選された最高品質の絹のみを使用しており、その光沢、肌触り、柔らかさはまさに極上の仕上がりです。
クム産 ミルメヒディ工房 シルクペルシャ絨毯 (Chadoriデザイン)
本作品は、ペルシャ絨毯の名産地クムで制作された、ミルメヒディ工房による逸品です。非常に珍しい幾何学的な「Chadoriデザイン」を採用したこちらの絨毯は、織りの正確さと緻密さが際立つ傑作です。特徴的なアクアブルーを基調としたフィールドとボーダーが、空間に爽やかで洗練された印象を与えます。
絨毯の制作には、10代の織工が携わり、その織りには一切のミスがなく、正確無比な仕上がりが奇跡的な作品として評価されています。織り密度は110万ノット/平方メートルで、188万ノットの総打ち込み数を誇る高密度な仕上がりとなっています。繊細で艶やかなシルク100%の素材が使用されており、その触り心地と光沢は世界最高峰といえる品質です。
中央のメダリオンと周囲を飾るラチャク・トランジ文様が、古典的な美しさと幾何学的な要素を絶妙に融合させています。こちらの絨毯は、20ヶ月という長い期間を費やして織り上げられた工芸品であり、実用性だけでなく、芸術作品としての価値も持っています。
こちらのペルシャ絨毯は、リビングルームや応接室をエレガントに彩る装飾品として最適であり、一生物の価値を持つコレクションアイテムとしてもおすすめです。
157.0 cm x 105.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% [ミルメヒディ工房] 傑作クラシカルで華やかなメダリオン柄 リビングスペースサイズ ID9005
¥1,500,000
単価 あたり157.0 cm x 105.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% [ミルメヒディ工房] 傑作クラシカルで華やかなメダリオン柄 リビングスペースサイズ ID9005
¥1,500,000
単価 あたりこの上ない華やぎと優美さを纏う、ミルメヒディ工房の傑作。美しいモカベージュが織りなす調和が、心を魅了します。
本作品は、クラシカルで華やかなペルシャ絨毯の美を極めた逸品です。フィールドには象牙色を基調とし、そこに繊細かつ緻密に描かれた多彩な花々や小鳥たちが織り込まれています。ベージュの背景が、色彩豊かなデザインを一層引き立て、どんな空間にも上品で明るい雰囲気をもたらします。
中央のメダリオンは、幾重にも重なる花模様で囲まれた複雑な構造を持ち、デザイン全体の中心的存在として見る者を惹きつけます。このメダリオン周囲に展開されるパターンは、流れるような植物模様で空間に動きを与え、調和のとれた構図を構築しています。
ボーダー部分には、細かな幾何学模様と花柄が巧みに配置され、中心部の華やかさとバランスを保ちながら絨毯全体の完成度を高めています。特に鮮やかなブルーや赤のアクセントが目を引き、見る者の視線を自然と内部へ導きます。
こちらの絨毯の全体的な色彩は、温かみのある色調で統一されており、落ち着いた雰囲気を醸し出します。そのため、リビングルームや応接間などのエレガントな空間を飾るのに最適です。また、精緻な手織り技術によって制作されており、優れた耐久性と滑らかな手触りを兼ね備えています。
美術品としての価値も高く、単なるインテリアとしてだけでなく、家族の伝統や歴史を紡ぐ一枚としても最適です。
文化遺産級の芸術作品:「ロスタムとソフラブの物語」を織り込んだ絹の奇跡
本作品は、古代の最大英雄であるロスタムとその息子ソフラブの悲劇的な物語を題材にしたミニアチュール柄が特徴です。壮大な叙事詩「シャー・ナーメ」に描かれたこの物語は、ペルシャ文化の象徴的な物語であり、そのストーリーを正確に表現したデザインはまさに文化遺産級の逸品です。
デザインの魅力
本作品は濃紺のフィールドカラーを基調とし、そこに緻密で彩り豊かな登場人物や風景が織り込まれています。物語のクライマックスを描写したデザインは、見る者を物語の世界へ引き込みます。ロスタムとソフラブの壮絶な一騎打ちが中央に描かれ、その周囲にはペルシャ文化特有の装飾的な文様が施されています。細部にまでこだわったミニアチュール柄は、まるで絵画を見ているかのような臨場感を与えます。
品質と技術の粋を尽くした一枚
シルク100%で織られた本作品は、光沢と柔らかさを兼ね備えた最高級の素材を使用。密度120万ノット平方メートルの繊細な織り目は、世界最高級の品質を象徴しています。さらに、194万ノットもの結び目による堅牢な仕上がりは、長い年月にも耐えうる耐久性を誇ります。伝統技術と熟練の職人技が融合したこの絨毯は、一目でその価値を感じていただけるはずです。
インテリアとしての魅力
濃紺のベースカラーは空間に落ち着きと高級感を与え、装飾的な文様がインテリアを一層華やかにします。こちらの絨毯は、床に敷くだけでなく、壁掛けとしても映える作品です。ペルシャ文化の深みとストーリーを感じられる本作品は、リビングや書斎、またはギャラリーに飾ることで空間全体の格調を高めます。
特別な一枚として
このような物語性のある絨毯は非常に珍しく、芸術的価値も高いため、大切なコレクションとしても最適です。物語の深み、デザインの美しさ、そして圧倒的な職人技術が詰まった本作品は、まさに「唯一無二」の存在といえるでしょう。
描かれている物事の詳細
この絵柄は、イランの民族叙事詩「シャー・ナーメ」最大の英雄ロスタムの物語の一節、ロスタムと息子ソフラーブの悲劇を細密画風に描いたものです。シャー・ナーメは古代イランの神話、伝説、歴史を集大成した叙事詩で、イランでは極めてよく知られた国民的叙事詩です。英雄ロスタムはそうしたシャー・ナーメの登場人物達の中でも最も有名な人物の一人で、特にロスタムとその息子ソフラーブの悲劇は、今でもイランの人々の心を強く揺さぶる感動的物語として語られ続けています。
そのようなイランの名高い英雄伝説を題材とするだけに、製作したミルメヒディ工房のまさに本気が込められた芸術的傑作となっています。絵画としてみた場合の絵柄の構図の見事さはもとより、一般的なクム産のシルク絨毯と比べ数倍の多色使いで織り上げられるなど技術的にもみるべき所の多い作品なのですが、 大変有名な物語りですので、絵柄の物語について説明します。
ペルシャ絨毯には技術や意匠を愛でるだけではなく絵画と同じく作品へ込められた意味を考えるという楽しみ方があります。ロスタムとソフラーブの悲劇を描いた絵画絨毯たるこの作品は、まさしく絵画と同じ楽しみ方ができる分かり易い作品例であると言えるでしょう。
それでは、この作品を絵画のように読み解いていきましょう。下の写真をご覧ください。
写真で示したように、この作品の絵柄はロスタムとソフラーブの物語の各シーンを同一の画面に収めるという構造になっています。こうした異なる時間の出来事を同時に描く手法は「異時同図法」と呼ばれ、西洋(ヨーロッパ)や東洋(中国や日本)の歴史絵画ではよく見られるものです。この作品の絵柄は写真のように1から5までのシーンに分けられ、1から物語が始まり5で完結するというさながら絵本のような構成となっています。
では、1から5までの各シーンについて、 「ロスタムとソフラーブの悲劇」のあらすじ説明も兼ねて解説していきましょう。
まず、正面写真のシーン1をご覧ください。
シーン1は若き日の英雄ロスタムと後にソフラーブの母となる美姫タハミーネが、 ラマッス(lamassu)と呼ばれる人面有翼牡牛の精霊を目撃する姿を描写しています。ラマッスはアケメネス朝ペルシアの宮殿装飾にも見られる古代ペルシアの精霊で、 僻邪,吉祥,豊穣をつかさどるとされます。この精霊が現れたことで、二人は将来並はずれた勇士となる子供を授かるという未来が暗示されるのです。
次に、正面写真のシーン2をご覧ください。
シーン2は成長した息子ソフラーブが、女戦士ゴルドアーフリードと有名な一騎打ちを行う姿を描写しています。ゴルドアーフリードは原作でも力を入れて描写される女傑で、初陣のソフラーブと激闘を演じた末に敗れます。このシーンは勇士ソフラーブがゴルドアーフリードに打ち勝つ寸前、彼女の兜を取り上げ、女と闘っていたことを知るという劇的な瞬間を描いています。兜を取り上げた瞬間に、彼女のあまりの美しさに心を奪われ、ペルシャの女性の強さと美しさに驚き、”ペルシャの女はこれほど強かったら男の方がもっと強いだろうと”心に呟きます。ゴルドアーフリードへ恋に落ちますが、ペルシャ人は外国の男性と恋愛できないことを知っていたゴルドアーフリードは、ソフラーブを騙し、なんとか逃げてしまいます。
そしてこのシーンはさらに、息子の雄姿を戦場の外にいる父ロスタムと母タハミーネが見守るという描写にもなっているのです。
次に、正面写真のシーン3をご覧ください。
シーン3は英雄ロスタムの物語の中でも特に名高い、息子ソフラーブとの一騎打ちを描写しています。物語において英雄ロスタムと勇士ソフラーブは、数々の不幸な事情が重なった末に、実の親子でありながら戦場で互いに相手が誰か分からないまま3日にわたる激闘を繰り広げます。これまで数多くの怪物や英雄戦士たちに勝利してきたロスタムでしたが、この戦いで彼は何度もソフラーブに打ち倒され、ついには組み伏せられ危うく首を刎ねられるところまで追いつめられてしまいます。この危機をロスタムは、彼の戦い方では珍しい奸計を用いて脱します。そして戦いの最後の日、ロスタムは神に祈りを捧げ自ら封印してきた力を解放します。この力を用い、とうとうロスタムは勇士ソフラーブを討ち果たしたのでした。
しかし、生涯最大の強敵を討ち取った直後、ロスタムは相手が実の息子であったことを知ってしまいます。このシーンは、息子を殺した直後真実を知ったロスタムが絶望の表情を浮かべる姿を描き、同時に二人の悲劇をタハミーネが驚愕して眺める姿をも描写しているのです。
次に、正面写真のシーン4をご覧ください。
シーン4は息子ソフラーブの死後、ロスタムとタハミーネが決別する姿を描写しています。原作では、息子の死後タハミーネがロスタムの事をどのように思ったか記述はありません。しかし、息子が実の父に殺されたと知ったタハミーネは当然ながら、夫ロスタムを愛する事はできなくなったでしょう。したがってこのシーンは、原作に無かった解釈を加えることでかつて愛し合い息子を設けた二人が決別する姿を描写しているのです。
最後に、正面写真のシーン5をご覧ください。
シーン5は息子を失ったタハミーネが、息子の悲劇の生涯を回想する姿を描写しています。物語の終盤、息子に先立たれたタハミーネは大いに嘆き悲しみます。自らの身体を傷つけ髪をむしり、美しい顔を打ち付けて我が子の名を叫びます。そして物語は彼女が息子の死から1年後に亡くなったことを告げ、運命の因果を滔々と説いて幕を閉じます。このシーンは、悲しみで髪を千々に乱したタハミーネが、我が子の誕生前から死までのシーンを文字通り眺めて振り返る様子を描いています。このような構図にすることで、この絨毯作品はロスタムとソフラーブの悲劇を、タハミーネの悲劇の物語として締めくくっているのです。
以上、こちらの絨毯作品に描かれた物語について解説してみました。全シーンを通してみると、ロスタムとソフラーブの悲劇の物語が、一方でロスタムとタハミーネの物語として語られているのに気づかれるのではないでしょうか。実を言うと原作においてタハミーネは、こちらの作品で語られるよりも遥かに控え目にしか登場しません。しかしこちらの作品は、彼女をロスタムと並ぶ主要人物として描写することで物語の悲劇性をより強調し、中世に書かれた原作を、文字通り現代に通用する一大悲劇として再構成して見せているのです。
このようにまさしく絵画と同じ物語性に溢れたこちらの作品は、同時に絨毯の技術的な面においても特筆すべき特徴を持っています。
物語りはいかがでしたか。
[Golestanからのコメント]
手織りペルシャ絨毯は、離れてみると筆で描かれた絵画と錯覚するほど、精細な出来栄えで圧倒される芸術品です。見る人を惹きつけ、うっとりため息がでるほど、とても素晴らしい作品です。
ここまでのシルクペルシャ絨毯は中々ないと思います。
イランではこの物語を参考にたくさんの諺や本が出版されております。知れば知るほどこの絨毯に対する愛が深まっていく、魔力がございます。又シルクの絨毯は角度によって色合いは薄く見えたり、濃く見えたりしますのでシルク独特の風合いをお楽しみ頂けます。 多彩なデザイン・模様の正確さ・結び目の堅牢さは、手織りの絨毯とは思えないほど緻密な作品なのです・・・。
高級な額縁に入りも可能ですので、そのまますぐに壁などに掛けてご使用できます。
最高級のペルシャ絨毯の壁飾りするだけで、豪華で優雅な、雰囲気のある空間をつくります。
アンティークのインテリアや、クラシック調のお部屋に飾ってもらっても素敵です。
実物は写真の数倍も素晴らしく、必ず気に入っていただけると思います。
150.0 cm x 100.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% [ミルメヒディ工房] 国連ジュネーブ事務局にも生命の樹×メダリオン×花瓶文様 ID18007
¥2,100,000
単価 あたり150.0 cm x 100.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% [ミルメヒディ工房] 国連ジュネーブ事務局にも生命の樹×メダリオン×花瓶文様 ID18007
¥2,100,000
単価 あたり生命の樹 メダリオン 花瓶文様のミックス、世界平和を願って織られ、国連ジュネーブ事務局にも展示中
ミルメヒディ工房が誇る傑作であり、生命の樹を中心に花々や鳥たちが美しく配置された華麗なデザインが特徴です。絨毯全体に繊細な手仕事の技術が施され、伝統的なデザインと自然の美しさを融合させた一枚です。
フィールドカラーには明るいクリーム色が採用されており、全体的に柔らかく上品な印象を与えます。クリーム色は部屋を広く見せ、自然光や間接照明との相性も抜群です。一方で、細部にわたる赤や紫、青のアクセントカラーがデザイン全体に命を吹き込んでおり、視覚的な楽しみを提供します。
絨毯の中央には生命の樹が描かれ、その周囲には花瓶からあふれる薔薇の花や多様な花々が配置されています。これらのモチーフは繁栄と平和を象徴しており、その一つ一つが緻密かつ丁寧に織り上げられています。また、鳥たちが自然な動きを見せるように配置され、デザインに動きと生命感を与えています。
ボーダー部分は、フィールドデザインを引き立てる役割を果たしており、花々と葉が細やかに織り込まれています。特に明るい色彩と繊細な模様が境界を鮮やかに彩り、全体のデザインに統一感をもたらしています。
素材は最高級のシルク100%を使用しており、その光沢と滑らかな手触りが高級感を際立たせます。密度は110万ノット平方メートルという高水準で、約188万ノットの総打ち込み数がこの絨毯の耐久性と品質の高さを証明しています。
サイズは150cm×100cmと、リビングルーム、ダイニングルーム、または壁掛けアートとしても使用可能な絶妙なバランスの取れた寸法です。この絨毯は、どんな空間にもエレガンスと温かみを加えます。
こちら絨毯は、伝統的なペルシャ文化の美しさを現代のインテリアに取り入れる最適な選択肢です。一生ものの価値を持つこの作品は、世代を超えて愛され続ける逸品です。
163.0 cm x 106.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% [ミルメヒディ工房] 存在感のあるエスミーリー柄 リビングスペースサイズ ID9007
¥1,600,000
単価 あたり163.0 cm x 106.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% [ミルメヒディ工房] 存在感のあるエスミーリー柄 リビングスペースサイズ ID9007
¥1,600,000
単価 あたり誰もが魅了される、最高品質のシルクを贅沢に使用した、クム産の美しいペルシャ絨毯のご紹介です。
アラベスク文様とも知られるエスミーリー柄。蔦が花々や葉を付け、美しい曲線でバランス良く繋がっていく柄です。そのリズム良く広げられる柄は、落ち着きと上品さがあります。こちらの絨毯は、柔らかい馴染み良い色合いと、大き目の柄が印象的で、落ち着きがありながらも、存在感や華やかさがあるお品です。
ハンドメイドであり、熟練の職人の手によって一つ一つ丁寧に織り上げられています。その繊細で温かみのある模様は、忙しい日常にほんのひとときの微笑みを届けてくれることでしょう。
工房の有名作【Golriz/小さい花】華やかさと知性が交錯する、甘美な色調のペルシャ絨毯。
優れた伝統工芸が織り成す正確な直線が特徴です。特に中心を飾る直線で作られた幾何学模様のメダリオンがこちらの作品の最大の魅力で、その中に広がる細かい植物モチーフのパターンがさらにその美しさを際立たせています。
フィールドカラーは柔らかく控えめなグラデーションが付けられており、穏やかで心地よい雰囲気を作り出します。このグラデーションは、落ち着きのある印象を与えながらも部屋全体を明るく彩る効果があります。一方で、ボーダーカラーには深みのある青が使用されており、フィールドカラーとのコントラストが絶妙なバランスを生み出しています。
青と茶の組み合わせがメインのカラーパレットであり、繊細なラインと幾何学的な対称性を持つデザインが際立っています。細かい花のモチーフが全体にちりばめられ、伝統的なペルシャの美学を感じさせます。この柄は「Golriz/小さい花」として知られ、ペルシャ絨毯特有のデザインの中でも特に人気の高いものです。
こちらの絨毯は手織りで、優れた職人技によって高密度(110万ノット平方メートル)で織られています。その結果、耐久性が高く、美しい模様が際立つ仕上がりとなっています。
こちらの作品は、リビングやダイニングなど、どんな部屋にも調和するだけでなく、空間にエレガントな雰囲気をもたらします。若い世代からご年配の方にも好まれる、上品で落ち着きのあるデザインと色合いが特徴です。
工房の有名作品 生命の樹を最も美しく描いた作品 伝統的な芸術的逸品 この上ない美しく繊細な息吹
色と柄の詳細
こちらの絨毯のフィールドカラーは温かみのあるクリーム色が基調となっており、生命力溢れる樹木や鳥、花々が生き生きと描かれています。特に印象的なのは、絨毯中央にそびえる「生命の樹」のデザインです。この樹木は成長と繁栄、自然界の調和を象徴し、繊細な枝や葉が美しく広がっています。樹木を囲むように、多種多様な花々と小鳥たちが舞い踊るかのように配置され、自然界の豊かさを表現しています。
色彩には、深みのある赤や鮮やかなブルー、ゴールド、グリーンがアクセントとして取り入れられており、全体の調和を保ちながらも華やかな印象を与えています。これらのカラーリングが、クリーム色の背景と調和し、優雅で高級感のある雰囲気を醸し出しています。
ボーダーカラーは、柔らかなモカ色を基調に、花々がエレガントに織り込まれています。このボーダー部分のデザインは、中央の生命の樹と鳥たちの楽園を囲む額縁のような役割を果たし、絨毯全体に洗練された統一感を与えています。さらに、ボーダーに沿った赤い花々がアクセントとなり、華やかさと落ち着きを絶妙なバランスで演出しています。
デザインと象徴性
こちらの絨毯のデザインには、自然と調和した生命の循環や、平和への祈りが込められています。中心から四方に広がる樹木の枝葉と、小鳥や花々の多彩なモチーフは、ペルシャ絨毯の伝統的な美学と象徴性を体現しています。さらに、デザインに見られる緻密なディテールは、ミルメヒディ工房ならではの高度な手織り技術と色彩センスを示しています。
贅沢な色彩美が織りなす『楽園窓』—ミルメヒディ工房が誇る、幾何学模様の最高級シルク絨毯。
本作品は、ミルメヒディ工房が誇る幾何学模様の傑作絨毯です。そのデザインはペルシャ建築やモザイク装飾から着想を得たもので、繊細で複雑な幾何学パターンが一面に広がっています。中心に位置する円形のメダリオンは、豊かなブラウン、シーグリーン、ゴールドの色合いが巧みに組み合わされており、まるで宮殿の天井画を思わせる荘厳なデザインとなっています。
フィールドにはアーチ状のモチーフが均等に配置され、それぞれに異なる細かな模様が施されています。このアーチモチーフは、ペルシャの伝統的な建築に見られる要素を彷彿とさせ、絨毯全体に奥行き感を与えています。また、周囲のボーダー部分には、シーグリーンとブラウンを基調にした花柄と幾何学模様がリズミカルに織り込まれ、全体の統一感を高めています。
こちらの絨毯は、視覚的に非常に豊かでありながら、落ち着いたトーンで空間を優雅に引き立てる色使いが特徴です。特にブラウンとシーグリーンのコントラストが絶妙で、インテリアに自然と溶け込みながらも存在感を放ちます。シルク100%の素材がもたらす光沢感は、見る角度によって異なる色彩の変化を楽しむことができ、飽きることのない魅力を持っています。
こちらの作品は、床に敷いても、壁に掛けても、その美しさを存分に発揮する一品です。特に高品質の手織りによる緻密な仕上がりと耐久性は、長く愛用できる実用性を兼ね備えています。どんな空間にも洗練された雰囲気をもたらすこちらの絨毯は、まさにペルシャ文化の精髄を体現した至高の作品と言えるでしょう。
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