ジェッディ工房の紹介
~市場に姿を見せない、クムシルクの隠れた最高峰~
ジェッディ工房は、ペルシャ絨毯の聖地イラン・クムにおいて、その名を知らぬ者はいないほどの名声を誇りながら、一般市場(バザール)には一切出回らない「幻の工房」です。
1972年、長男アリ・ジェッディ(当時19歳)によって設立され、次男アボルガッセム、三男モーフセンの3兄弟によって運営されています。
日本国内でも「ミルメディ」「ジャムシディ」といった有名工房と並び称され、数百万円クラスの価格帯で取引されるなど、その資産価値と芸術性は極めて高く評価されています。
歴史
- 設立: 1972年、長男アリにより設立。
- 継承: 弟たちが10代から兄の下で修行し、現在は3兄弟それぞれが独立したマイスターとして活躍。
- 実績: 設立から約30数年で制作されたのはわずか。徹底した品質管理のため、極端に生産数が少ないのが特徴です。
作品の判別と価値の違い
現在、市場に出るジェッディ工房の作品は、主に長男アリ・ジェッディ、または次男アボルガッセムの手によるものであり、その違いは作品に織り込まれたサイン(署名)から明確に判断できます。
特に創設者である長男アリ・ジェッディの作品は別格とされています。
- 歴史と重み: アリは最も長いキャリアを持ち、工房の歴史そのものを体現しています。
- 希少性と価格: 制作の困難さと歴史の深さゆえに、アリの作品はアボルガッセムの作品と比較しても、より希少価値が高く、さらに高額で取引されています。
ジェッディ工房 3つの特徴
1. 徹底した秘密主義と希少性
デザインの盗用を防ぐため、イラン国内の店舗や展示会で作品を公表することを避けています。
地元クムのバザールですら見かけることが困難ですが、これは「知る人ぞ知る」ブランド戦略の結果であり、世界中のバイヤーやコレクターが直接買い付けに訪れるほどの信頼を勝ち得ています。
2. 驚異的な織りの密度(130万ノット)
通常の高級シルク絨毯を凌駕する、1平方メートルあたり約130万ノットという超高密度で織られています。
この細かさゆえに、1枚(1㎡)の製作に約1年を要します。糸の選定から染色まで、すべてのアリ・ジェッディ本人の厳しい管理下で行われます。
3. 独創的な「キリム・パイル」技法と色彩
ジェッディ工房の代名詞とも言えるのが、上下の房(フリンジ)近くのキリム部分への装飾です。
平織りのキリム地にパイル(毛足)を織り込む高度な技法を用い、文字やライオンのモチーフなどを立体的に浮かび上がらせるデザインが特徴です。
また色彩は、赤や紺だけでなく、緑・青・黄などのパステルカラーを多用した淡く上品なトーンが得意で、ドーム(天井)文様や花柄を幻想的に描き出します。
総評
派手な宣伝を行わず、圧倒的な「品質」と「技術」だけで世界的な評価を確立した稀有な工房です。その作品は、単なる敷物ではなく美術品として扱われています。
購入前に工房のサインを確認しましょう。
工房のサイン(アリ ジェッディ工房)
作品の上下部にあるサイン(署名)部分には、流麗なペルシア語の書体で「イラン・クム・アリ・ジェッディ(Iran Qom Ali Jeddi)」と誇らしげに記されています。
また、その署名の下部(キリム部分)には、「剣を持つライオンと太陽(シール・オ・ホルシード)」、そして中央には「王冠」のモチーフが描かれています。これらは単なる装飾ではなく、ペルシャの歴史において王権、力、正義、知恵、そして栄光の象徴として古くから尊ばれてきた特別な意匠であり、最高峰の作品にのみ許された品格を漂わせています。
購入前に工房のサインを確認しましょう。
工房のサイン(アリ ジェッディ工房)
次男アボルガッセム・ジェッディの作品にも、兄同様に格調高いサインが施されています。
サイン部分には、美しいペルシア語の書体で「クム・アボルガッセム・ジェッディ(Qom Abolghasem Jeddi)」と織り込まれており、この署名によって制作者が次男であることが明確に判別できます。
その下(キリム部分)には、ジェッディ工房の象徴である「剣を持つライオンと太陽」と「王冠」が交互に描かれています。これらはペルシャ文化において、力、正義、そして王家の威光を意味する伝統的な吉祥文様です。アボルガッセムの作品もまた、一族の誇りと最高級の品質基準を正統に受け継いでいることを、この紋章が静かに物語っています。
各工房には、それぞれ独特な色や柄の特徴があります。
色柄の特徴
ジェッディ工房のペルシャ絨毯は、他にはない「淡い色彩の美しさ」と「立体的で斬新な織り」が魅力です。
赤や紺といった伝統色に加え、緑・青・黄などのパステルカラーを多用し、数色の糸を撚り合わせた「撚り糸」を使うことで、見る角度によって色彩が複雑に変化する幻想的な輝きを放ちます。
デザイン面では、ドーム(天井)文様や花柄に加え、房(フリンジ)近くのキリム部分にパイルを織り込む独自の技法を採用。「剣を持つライオンと太陽」や「王冠」のモチーフが浮き彫りのように描かれ、王権や力、正義、そして栄光を象徴しています。
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5個の商品
5個の商品
ペルシャ絨毯の最高峰・クム産シルクの中でも、名門「ジェッディ工房」が手掛けた、極めて優美で明るい色彩の作品です。
■デザインの魅力:光あふれる「ゴールデンクリーム」 境目を感じさせない明るい色彩が、作品名「Sprawling(広がり)」の通り、中央のメダリオンから外側へと無限に光が広がっていくような開放感を与えています。 クリーム色のキャンバスに、淡いピンクや水色で描かれた草花が繊細に浮かび上がり、まるで天上の花園のような穏やかで幸福な空気を醸し出しています。
■130万ノットが描く繊細美 1平方メートルあたり約130万ノットという高密度で織り上げられているため、淡い色合いでありながら文様の輪郭は驚くほど鮮明です。 シルク特有の光沢が最も美しく映えるカラーであり、見る角度によって真珠のような白銀色から、温かみのあるシャンパンゴールドへと表情を変え、見る人を飽きさせません。
■おすすめの用途 全体が明るいトーンでまとめられているため、置くだけでその場がパッと華やぎ、空間を広く見せる効果があります。 玄関マットとして使えば、帰宅した際やお客様を迎える際に、最高の明るさと清潔感を演出します。また、木製の家具やフローリングとの馴染みも抜群によく、インテリアを選ばない万能な一枚です。
世界的に名高いペルシャ絨毯の産地・クム(Qom)の中でも、名門として知られる「ジェッディ工房」による、総シルクの傑作です。
■デザインの魅力 フィールド(背景)には、深みと気品を感じさせるマルーンカラーを採用。そこへ対比するように、ボーダー(外枠)には豪華なゴールドをあしらわれています。 中央に浮かび上がる精緻なメダリオンと、それを包み込むように広がる緻密な花々の文様(Repetitive)は、見る角度や光の当たり方によってシルク特有の美しい陰影を生み出します。
■驚異的な密度と品質 1平方メートルあたり約130万ノットという、美術館クラスの驚異的な密度で織り上げられています。13ヶ月もの歳月をかけて職人が指先で結び続けた結果、写真のように輪郭がくっきりと浮かび上がる、極めて繊細な絵画のような表現が可能となりました。上下の房近くには、品質の証である工房のサインも織り込まれています。
■おすすめの用途 96×64cmというサイズ感は、玄関マットとしてはもちろん、その芸術性の高さから、壁に飾るタペストリーとしても最適です。また、サイドボードの上や、特別な空間のアクセントラグとしても、圧倒的な存在感を放ちます。
一生ものの家宝として、シルクの滑らかな肌触りと美しい光沢をお楽しみください。
ペルシャ絨毯の最高峰・クム産シルクの名門「ジェッディ工房」が手掛けた、落ち着きと気品を兼ね備えた作品
■デザインの魅力:色彩の調和(ハーモニー) フィールドカラーは「ベージュ」とされていますが、単色ではありません。優しいベージュをベースに、淡いブルーやグレーの草花模様が細密画のように織り込まれており、全体として非常に涼やかで知的な印象を与えます。 そこへ「ゴールドクリーム」のボーダー(外枠)が加わることで、控えめながらも確かな高級感を演出。派手さを抑えた「引き算の美学」を感じさせる、通好みの配色です。
■130万ノットが描く「Sprawling」 作品名「Sprawling(広がり)」の通り、中央のメダリオンから広がる文様は、1平方メートルあたり約130万ノットという高密度によって、驚くほど緻密に表現されています。 約15ヶ月もの歳月をかけて織り上げられたこの繊細な柄は、離れて見ると柔らかなグラデーションのように、近づいて見ると一つ一つの花が宝石のように主張し、見る距離によって異なる表情を楽しめます。
■おすすめの用途 主張しすぎないベージュトーンは、どんなインテリアにも自然に溶け込みます。 モダンな空間からクラシックな和室まで、置く場所を選びません。フローリングや大理石の床とも相性が良く、空間全体を上品にランクアップさせてくれる「名脇役」にして「主役」級の一枚です。
世界中のコレクターが憧れるペルシャ絨毯の最高峰、クム産シルク。中でも名門としてその名を轟かせる「ジェッディ工房」による、圧倒的な存在感を放つ一枚です。
■デザインの魅力:広がりゆく「Sprawling」メダリオン 作品名の「Sprawling(スプロール)」が表す通り、フィールド(背景)の深いネイビーの中から、中央の黄金のメダリオンが外側へ向かって力強く、かつ優雅に広がりを見せています。 夜空のような深く静かな紺色と、ボーダー(外枠)にあしらわれた絢爛豪華なゴールドのコントラストは、まさに王道にして至高の組み合わせ。見る人の心を惹きつけて離しません。
■130万ノットの極限の緻密さ 1平方メートルあたり約130万ノットという、美術館クラスの驚異的な密度で織り上げられています。 写真のように文様の輪郭がくっきりと浮かび上がるのは、この高密度な織りがあればこそ。名門工房の職人が丹精込めて織り上げた、極めて希少価値の高い芸術品です。
■おすすめの用途 深みのあるネイビーは空間を引き締め、ゴールドの枠が絵画の額縁のような役割を果たします。 96×64cmのサイズは、玄関マットとしてお客様を迎える「家の顔」にするのはもちろん、壁に掛けるタペストリーとしても、その緻密な織りを余すところなく堪能いただけます。
ペルシャ絨毯のクム産シルクにおけるトップブランド「ジェッディ(Jeddi)工房」が放つ、他とは一線を画す圧倒的なオーラを纏(まと)った一枚です。
■デザインの魅力:天空の建築美「Domical(ドーム)」 作品名の「Domical」が示す通り、モスクのドーム天井(ゴンバッド)を見上げた時の神秘的な光景が描かれています。 深く艶やかな「黒」を背景に、中央から放射状に広がる黄金の装飾は、まるで暗闇の中で輝くシャンデリアか、夜空に広がる万華鏡のよう。 平面の絨毯でありながら、計算し尽くされた遠近法と配色の妙により、ドームの頂点へと吸い込まれていくような、驚異的な奥行き(立体感)を感じさせます。
■「黒」が証明する最高峰の技術 シルク絨毯において、ムラのない美しい「黒(漆黒)」を表現することは非常に難易度が高いとされています。 この作品はフィールドからボーダーに至るまで、その難しい黒を大胆に使用。そこへ1平方メートルあたり約120万ノットという高密度で緻密な黄金の文様を織り込むことで、互いの色を極限まで引き立て合っています。 このコントラストの強さと美しさこそが、ジェッディ工房の技術力の確かな証明です。
■おすすめの用途 126×79cmのサイズは、玄関マットとして家の「格」を最高レベルに引き上げるのはもちろん、その吸い込まれるようなデザインから、壁に飾るタペストリーとしても最適です。 黒とゴールドの配色はモダンなインテリアとも相性が良く、空間に都会的な高級感と引き締め効果をもたらします。