工房のギャラリー






ミルメヒディ工房の紹介
工房の歴史
アガゴル・ミルメヒディは「ミルメヒディ工房」の創設者です。彼は1932年に、かつてイスファハーン州の一部であり、現在はマルキャズィー州に属するジャスブで生まれました。16歳のときに手織り絨毯(じゅうたん)の制作を始め、初めての作品を完成させました。
彼が最初に織った絨毯は、コーカサス風の模様が施されたウール製のもので、サイズは2.5 × 3.5m。ネイビーブルーを基調とし、ジャスブで作られました。その後、彼はカシャーンの著名なデザイナーであるセイエド・レザ・ハーン・サネイ氏、アフサリ・カシャーン氏、サズヴァル氏らと協力し、デザインの幅を広げました。
彼は、これらのデザイナーが描いた下絵に独自の色彩感覚を加え、それをもとに絨毯を制作しました。初期の作品はすべてウール製で、織りの密度は30~40Raj(ペルシャ絨毯の織り密度を表す単位)。熟練職人たちによる繊細な織り、高品質な羊毛の使用、伝統的なデザインの採用、そして彼独自の色彩技術が組み合わさることで、彼の名声は瞬く間に広まりました。
工房の挑戦
ウール絨毯の製作だけでなく、彼はクムでシルク絨毯の制作も始めました。最初に手掛けたシルク絨毯は、6メートルの純シルク製で、シャー・アッバースィー模様を施したネイビーブルーの作品でした。彼のたゆまぬ努力と情熱により、クムにおいて最大級の手織り絨毯工房ブランドのひとつを築き上げました。
工房の特徴
ミルメヒディ工房の絨毯は、美しさと独創性に優れ、イランを代表するデザイナーと協力して生み出されています。創設者アガゴル・ミルメヒディの独自の色彩技術が、作品に唯一無二の魅力を加えています。
また、最高品質のシルクと羊毛を厳選し、熟練の職人たちが伝統技法を守りながら高い技術で織り上げています。さらに、細部にまでこだわる徹底した品質管理により、完成度の高い絨毯を生み出し続けています。こうして、ミルメヒディ工房の絨毯は、世界中で芸術作品として高く評価されています。
工房の使命
現在、ミルメヒディ工房は創業74年を迎え、アガゴル・ミルメヒディとその息子たち(アリ、レザ、アボルファズル、モハンマド)の指導のもと、クムで最高級のシルクペルシャ絨毯を制作し続けています。
この工房の使命は、イランの伝統技術を受け継ぎながら、最高級の芸術作品を生み出し、それを世界中の人々に届けること。現在、ミルメヒディ工房の絨毯は世界中のギャラリー、美術館、邸宅を優雅に彩っています。

購入前に工房のサインを確認しましょう。
工房のサイン
サイン部分には、美しいペルシア語の書体で「イラン・クム・ミルメヒディ」と書かれております。作品の各部位にさりげなく織り込まれた工房名が見える絨毯はミルメヒディが工房を総じて製作した自信作の証拠であると言われます。

各工房には、それぞれ独特な色や柄の特徴があります。
色柄の特徴
ミルメヒディ工房の絨毯は、珍しい幾何学文様や小鳥たちの楽園をモチーフにした独自のデザインが特徴です。淡い緑や青を基調とした色彩は、数十年経っても色落ちせず、美しい発色を保ち続けます。また、一部の色には草木染めが使われ、自然の温かみが感じられます。
職人たちの想いが込められた作品は、織り目が美しく整い、まるで模様が動き出しそうなほど生き生きとした表情を持っています。丹精込めた織りによって、絨毯は単なる敷物を超えた芸術作品となっています。

230.0 cm x 146.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 文化遺産級 至高のドーム文様を極めた逸品 リビングスペースサイズ
¥2,700,000
単価 あたり230.0 cm x 146.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 文化遺産級 至高のドーム文様を極めた逸品 リビングスペースサイズ
¥2,700,000
単価 あたりドーム文様の頂点を極めた至高の一枚 - 文化遺産級「八つの楽園」ペルシャ絨毯
ミルメヒディ工房の最高級の作品であり、非常に魅力的なデザインと色彩が特徴です。こちらの作品では、ドーム文様が美しく描かれており、細部にわたる芸術性と職人技が光ります。中央の円形メダリオンから放射状に広がる幾何学的な模様は、ペルシャ建築の装飾要素を思わせるもので、伝統と優美さを感じさせます。
フィールドカラーには落ち着いたモカブラウンが使用され、全体に調和した温かみのある雰囲気を作り出しています。また、デザイン内には緑や赤、ブルーがアクセントとして取り入れられ、それぞれの色が複雑に織り交ぜられて、立体的で豊かな表情を与えています。ボーダーには、アラベスク模様や花のモチーフが精緻に織り込まれており、絨毯全体に華やかさをプラスしています。
こちらの絨毯は、最高級のシルク素材を使用しており、その滑らかな質感と独特の光沢が、豪華さをさらに引き立てます。また、120万ノット平方メートルという高密度の織りによって、デザインの細部まで忠実に再現されています。その結果、絨毯がまるでアート作品のような完成度を持ち、インテリアに加えるだけで空間全体を格調高いものにします。
玄関やリビングルーム、応接室など、どんな空間でもその存在感を発揮するこの作品は、文化遺産級の品質とデザインを兼ね備えた逸品といえます。職人が40ヶ月もの時間を費やして仕上げたこちらの絨毯は、所有するだけで特別な価値を感じられるでしょう。
赤い薔薇と生命の樹が織りなす優雅な世界。ミルメヒディ工房の誇るユニークなデザインは、空間に温もりと洗練を添える至高の一枚。
本作品は鮮やかなアクアブルーを基調とした壮大なデザインが特徴の、ペルシャ絨毯の最高峰です。ミルメヒディ工房の卓越した技術と創造性が表現されており、絨毯全体に広がる生命の樹のモチーフが、豊かさと繁栄を象徴しています。中央のメダリオン部分は繊細な赤い薔薇が緻密に配置され、見事なコントラストを作り出しています。この薔薇のモチーフが絨毯に優雅な雰囲気を添えています。
さらに、ボーダー部分には黄金色のリーフパターンが描かれ、全体を引き締めながら豪華さを際立たせています。デザインの細部に至るまで、緻密な手織り技術が発揮されており、繊維の一本一本にこだわりが感じられます。フィールドには無数の花々が広がり、それぞれが独自の色彩とパターンを持つため、まるで自然の楽園を彷彿とさせる仕上がりです。
こちらの絨毯は、部屋の中心に飾ることで空間に豪華さと落ち着きをもたらし、見る人を魅了する特別な一枚です。織り目の密度が非常に高く、手触りは柔らかく、光沢が美しいため、高級感あふれるインテリアとして最適です。
232.0 cm x 144.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 楽園の窓 幾何学模様の最高級絨毯 リビングスペースサイズ
¥2,800,000
単価 あたり232.0 cm x 144.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 楽園の窓 幾何学模様の最高級絨毯 リビングスペースサイズ
¥2,800,000
単価 あたり贅沢な色彩美が織りなす『楽園窓』—ミルメヒディ工房が誇る、幾何学模様の最高級シルク絨毯。
本作品は、ミルメヒディ工房が誇る幾何学模様の傑作絨毯です。そのデザインはペルシャ建築やモザイク装飾から着想を得たもので、繊細で複雑な幾何学パターンが一面に広がっています。中心に位置する円形のメダリオンは、豊かなブラウン、シーグリーン、ゴールドの色合いが巧みに組み合わされており、まるで宮殿の天井画を思わせる荘厳なデザインとなっています。
フィールドにはアーチ状のモチーフが均等に配置され、それぞれに異なる細かな模様が施されています。このアーチモチーフは、ペルシャの伝統的な建築に見られる要素を彷彿とさせ、絨毯全体に奥行き感を与えています。また、周囲のボーダー部分には、シーグリーンとブラウンを基調にした花柄と幾何学模様がリズミカルに織り込まれ、全体の統一感を高めています。
こちらの絨毯は、視覚的に非常に豊かでありながら、落ち着いたトーンで空間を優雅に引き立てる色使いが特徴です。特にブラウンとシーグリーンのコントラストが絶妙で、インテリアに自然と溶け込みながらも存在感を放ちます。シルク100%の素材がもたらす光沢感は、見る角度によって異なる色彩の変化を楽しむことができ、飽きることのない魅力を持っています。
こちらの作品は、床に敷いても、壁に掛けても、その美しさを存分に発揮する一品です。特に高品質の手織りによる緻密な仕上がりと耐久性は、長く愛用できる実用性を兼ね備えています。どんな空間にも洗練された雰囲気をもたらすこちらの絨毯は、まさにペルシャ文化の精髄を体現した至高の作品と言えるでしょう。
233.0 cm x 145.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% Mirmahdi/ミルメヒディ工房 ID:12002 リビングスペースサイズ
¥2,500,000
単価 あたり233.0 cm x 145.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% Mirmahdi/ミルメヒディ工房 ID:12002 リビングスペースサイズ
¥2,500,000
単価 あたりミルメヒディ工房の「コルク&シルクペルシャ絨毯」は、その美しさとクオリティにおいて圧倒的な存在感を放つ逸品です。ウール(コルク)とシルクを巧みに組み合わせたこの絨毯は、深いチョコレート色のフィールドにカーキ色のボーダーが施され、どこか温かみを感じさせる落ち着いた雰囲気が漂います。色調のバランスが非常に優れており、インテリアに自然に溶け込みながらも、高級感を漂わせるデザインです。
デザインは「生命の樹(Tree of Life)」をテーマにしたもの。中央には精緻な「生命の樹」のモチーフが描かれ、その枝や葉がしっかりとしたディテールで表現されています。まるで大地から生命が芽吹くような、力強さと美しさを感じさせるデザインです。こちらの絨毯は、ただの装飾品ではなく、見る者に生命の力強さと美しさを伝えるアート作品です。
織り密度は120万ノット平方メートル、打ち込み総ノット数は380万ノットという非常に高密度で、細部まで極めて精緻に仕上げられています。これにより、絨毯全体の質感と耐久性が保証され、長年にわたって色褪せることなく、その美しさを保つことができます。制作には40ヶ月もの年月がかけられており、職人たちの技術と情熱が込められています。
230.0 cm x 142.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% Mirmahdi/ミルメヒディ工房 ID:12001 リビングスペースサイズ
¥2,500,000
単価 あたり230.0 cm x 142.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% Mirmahdi/ミルメヒディ工房 ID:12001 リビングスペースサイズ
¥2,500,000
単価 あたりシルクとコルクの絶妙な調和が生み出す、上品で洗練された美。
ミルメヒディ工房による「コルクシルク」ペルシャ絨毯は、その美しさと高級感で一目で心を奪われる逸品です。ウール(コルク)とシルクを絶妙に組み合わせ、フィールドカラーに選ばれたモカ色が温かみのある落ち着いた雰囲気を醸し出します。ボーダー部分はクリーム色で、全体を柔らかく包み込むような印象を与え、どんなインテリアにも馴染みます。
デザインは、メダリオン文様に「Slimi & Goldani」を組み合わせたもの。中央のメダリオン部分には繊細な模様が描かれ、周囲には細やかな装飾が施されており、織り目からは職人の技術と情熱が感じられます。特に、コルクウールとシルクが織り交ぜられた生地感は、柔らかさと耐久性を兼ね備え、手触りが非常に良いのが特徴です。
こちらの絨毯は、密度が120万ノット平方メートル、打ち込み総ノット数は380万ノットに達しており、非常に高い精度で織り上げられています。制作には40ヶ月もの時間がかけられており、織り手の経験と細部へのこだわりが光ります。そのため、一つ一つが唯一無二の芸術作品として、インテリアに華を添えるだけでなく、家の中で何世代にもわたって愛されることでしょう。
こちらの絨毯は、リビングルームやダイニングルーム、オフィススペースにぴったりです。特に、広めの空間に広げて敷くことで、その美しさと存在感が際立ちます。
ミルメヒディ工房 珍しい小サイズ 作品名: Eslimi & Goldani
本作品は、ペルシャ絨毯の伝統と芸術性が凝縮された逸品であり、その色彩とデザインが見る者を魅了します。深い黒を基調としたフィールドカラーは、高級感と落ち着きを兼ね備えており、その上に配置された鮮やかな花々や鳥たちのデザインが生命感あふれる美を表現しています。
デザインの中心には、豪華な花瓶から咲き誇る色鮮やかな花々が描かれており、ペルシャ文化の象徴的な「ゴルダニ(花瓶)文様」が採用されています。赤や青、緑の花々がバランスよく配置され、それを取り巻くエスリーミー(曲線)模様が全体に調和をもたらしています。この優雅なデザインは、平和と繁栄を象徴し、空間に安らぎを与える効果があります。
また、細やかに織り込まれた小鳥の姿がデザイン全体に生命感を添え、絨毯の美しさをさらに引き立てています。ボーダー部分には金色がアクセントとして施されており、全体の構図を引き締めつつ、視覚的な魅力を増しています。
手織りでありながら、驚くほど精緻なディテールが特徴的で、120万ノット平方メートルの高密度織りが実現する滑らかな質感と、シルク特有の柔らかい光沢が本作品のクオリティの高さを物語っています。
こちらの絨毯は、小ぶりなサイズでありながらも存在感があり、壁掛けや玄関マットとして幅広い用途に対応できます。どのようなインテリアにも調和し、空間を特別なものにすること間違いありません。
ペルシャ絨毯を愛する方だけでなく、初めて手に取る方にもおすすめしたい、芸術性と実用性を兼ね備えた作品です。
王と王妃の物語を織り込んだ、家庭円満を象徴する狩猟絨毯 – 伝統美が生む究極の贅沢空間。"
このミルメヒディ工房による狩猟図(シェカールガー)デザインの絨毯は、伝統と物語性を融合させた究極の逸品です。シーグリーンのフィールドカラーは、まるで自然の一部を切り取ったような穏やかで魅惑的な雰囲気を演出しています。この背景色は、絨毯全体に描かれた華やかな狩猟の場面をより際立たせ、絵柄の細部が生き生きと浮かび上がります。
絨毯には馬に乗った人物たちが鹿やウサギなどの動物を追う姿が繊細に描かれており、それぞれの動きや表情から、ペルシャの伝統的な狩猟文化が鮮やかに蘇ります。また、登場する人物と動物たちは、職人の卓越した技術によって生命感あふれる描写がなされています。これに加え、絨毯全体に咲き誇る花々が、狩猟場面の中に優雅さをもたらし、デザイン全体を華やかに引き立てています。
ボーダー部分にも注目すべき美しさがあります。花や鳥が巧みに描かれ、狩猟図を囲む形で絨毯全体を華麗に縁取っています。このボーダーデザインは、細部への配慮が行き届いたペルシャ絨毯の真髄を感じさせます。さらに、ピンクや赤、青、緑といった鮮やかな色彩のバランスが見事で、全体に調和の取れた美しい仕上がりとなっています。
こちらの絨毯は、インテリアの中心として床に敷くのはもちろんのこと、壁飾りとして使用することで一層その芸術性を際立たせることができます。コルクシルクが使用されているため、絹ならではの光沢と柔らかな手触りが高級感をさらに引き立てます。単なる装飾品としてではなく、ペルシャ文化と芸術を体感できる特別な一枚。こちらの絨毯がもたらす空間の美しさは、言葉では言い尽くせない魅力に満ちています。
ミルメヒディ工房 シルクペルシャ絨毯 - Lachak & Toranjデザイン
このシルク100%のペルシャ絨毯は、ミルメヒディ工房による最高傑作です。サイズ160 cm x 108 cmの大きさは、リビングやダイニングを華やかに彩り、空間に洗練された雰囲気を与えます。フィールドカラーのRosybrown(ローズブラウン)とボーダーカラーのMistyrose(ミスティローズ)は、温かみと優雅さが調和した美しい色合いです。
デザインはLachak & Toranj(ラチャク・トランジ)、伝統的なメダリオンデザインに優美な曲線が加わり、繊細さと豪華さを兼ね備えています。制作には20ヶ月という長期間をかけ、細部までこだわり抜いて織られました。密度120万ノット平方メートル、打ち込み総ノット数207万ノットという高密度な織りは、この絨毯の堅牢さと美しさを保証します。
世界最高級のシルクが持つ自然な光沢と、ミルメヒディ工房の職人技が融合したこの絨毯は、まさに一生モノの芸術品です。伝統を守りながらも、現代のインテリアにも馴染むデザインで、特別な空間を作り上げるでしょう。
本作品は、シルク100%の素材を使用しており、薄さと柔らかさが特徴です。そのしなやかで繊細な質感は他を圧倒するほどの完成度を誇ります。
驚くほど細やかな織り目、ビロードのように滑らかな生地、そして肌に吸い付くようなシルクの艶やかな光沢が、豪華絢爛な美しさを放ちます。
まさに「The ペルシャ絨毯」と呼ぶにふさわしい、最高峰の逸品。工芸品を超え、美術品としての価値を誇ります。
シルクの絨毯は、角度によってその色合いが微妙に変化します。薄く見える時もあれば、濃く見える時もあり、その絶妙な風合いを楽しむことができます。
この手織りのペルシャ絨毯は、熟練の職人の手によって一つ一つ丁寧に織り上げられています。その繊細で温かみのある模様は、忙しい日常にほんのひとときの微笑みを届けてくれることでしょう。
玄関マットとしての使用はもちろん、タペストリーとしてもお使いいただける、非常に美しい絨毯です。
また、色使いも特徴的で、鮮やかな色彩から、パステルカラーを基調とした独自の色彩感覚を感じさせるものまで、さまざまなデザインがあります。
シルクの優しい風合いと上品な美しさは、高級繊維の代名詞として、古くから現代に至るまで世界中で愛され続けています。シルクは見た目の美しさにとどまらず、多くの機能性を兼ね備えた素晴らしい素材です。
シルクは「人の肌に最も近い繊維」とも言われ、柔らかく体に馴染みやすいため、軽く薄くても暖かさを感じやすい特性を持ち、優れた保温性を発揮します。それでいて放湿性にも優れており、夏は涼しく、冬は暖かいという特性を持つため、季節を問わず年中使用できる点が非常に魅力的です。
さらに、シルクは抗菌性や紫外線吸収性など、多くの機能も備えています。
使用されているシルクは、厳選された最高品質の絹のみを使用しており、その光沢、肌触り、柔らかさはまさに極上の仕上がりです。
本作品は、シルク100%の素材を使用しており、薄さと柔らかさが特徴です。そのしなやかで繊細な質感は他を圧倒するほどの完成度を誇ります。
驚くほど細やかな織り目、ビロードのように滑らかな生地、そして肌に吸い付くようなシルクの艶やかな光沢が、豪華絢爛な美しさを放ちます。
まさに「The ペルシャ絨毯」と呼ぶにふさわしい、最高峰の逸品。工芸品を超え、美術品としての価値を誇ります。
シルクの絨毯は、角度によってその色合いが微妙に変化します。薄く見える時もあれば、濃く見える時もあり、その絶妙な風合いを楽しむことができます。
この手織りのペルシャ絨毯は、熟練の職人の手によって一つ一つ丁寧に織り上げられています。その繊細で温かみのある模様は、忙しい日常にほんのひとときの微笑みを届けてくれることでしょう。
玄関マットとしての使用はもちろん、タペストリーとしてもお使いいただける、非常に美しい絨毯です。
また、色使いも特徴的で、鮮やかな色彩から、パステルカラーを基調とした独自の色彩感覚を感じさせるものまで、さまざまなデザインがあります。
シルクの優しい風合いと上品な美しさは、高級繊維の代名詞として、古くから現代に至るまで世界中で愛され続けています。シルクは見た目の美しさにとどまらず、多くの機能性を兼ね備えた素晴らしい素材です。
シルクは「人の肌に最も近い繊維」とも言われ、柔らかく体に馴染みやすいため、軽く薄くても暖かさを感じやすい特性を持ち、優れた保温性を発揮します。それでいて放湿性にも優れており、夏は涼しく、冬は暖かいという特性を持つため、季節を問わず年中使用できる点が非常に魅力的です。
さらに、シルクは抗菌性や紫外線吸収性など、多くの機能も備えています。
使用されているシルクは、厳選された最高品質の絹のみを使用しており、その光沢、肌触り、柔らかさはまさに極上の仕上がりです。
ミルメヒディ工房が誇る、深みのあるクリーム色が美しいシルクペルシャ絨毯。36ヶ月かけて織り上げられた至高の一品。
クム産のミルメヒディ工房によって手織りで仕上げられ、素材には100%シルクを使用しています。濃いクリーム色が美しいフィールドカラーとなり、ボーダーカラーにも同じくクリームが使われ、温かみのある調和が生まれています。上品で柔らかい色合いは、落ち着いた空間にぴったりとマッチします。
デザインは「8 Behesht」をテーマにしており、「Gonbadi(ゴンバディ)」の美しいモチーフが施されています。このデザインは、空間に広がりを感じさせ、まるで美しい庭園のような印象を与えます。織り密度は110万ノット平方メートル、総ノット数は362万ノットという非常に高密度な仕上がりで、その精緻さは手織りならではの技術力を感じさせます。
36ヶ月の長い制作期間を経て完成したこの絨毯は、時間をかけて丁寧に織られたため、非常に精密で高品質な仕上がりを誇ります。
絨毯の上部に工房の好きな有名な詩が書かれており、
詩の意味を考えながら、絨毯を見るととてもすっくりした爽やかな気分になります。
ペルシャ語詩:
ابر آمد و مه بر سر سبزه گریست
بی بادهٔ گلرنگ نمیباید زیست
این سبزه که امروز تماشاگه ماست
تا سبزهٔ خاک ما تماشاگه کیست
ابر آمد و مه بر سر سبزه گریست 日本語訳
”雲は空を尽くし(風の影響)、広大な緑の草花の上に、泣き出してしまった。”
بی بادهٔ گلرنگ نمیباید زیست
日本語訳
”風なしでは、咲き誇る薔薇は生きていけない”
این سبزه که امروز تماشاگه ماست
تا سبزهٔ خاک ما تماشاگه کیست
日本語訳
"今はこの咲き誇る花が我々の楽しみの見る場所である。今度は我々土地(墓のこと)が緑である限り、見る物は誰であろ。"
詩のメッセージ、世の動きを気にするな、今の楽しい時間を大切に過ごせとのことです。
作詞; Khayyam
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%83%A0
非常に珍しい幾何学文様、Chadori(チャドリ)の美しいシルクペルシャ絨毯。薄緑と薄青の色合いが織りなす、ミルメヒディ工房の有名作品。
クム産のミルメヒディ工房によって手織りで制作された貴重な逸品です。フィールドカラーは薄緑で、ボーダーカラーには柔らかな薄青が使われており、穏やかな印象を与えます。これらの色合いが繊細に調和し、空間に落ち着きと華やかさを同時に演出します。
デザインには「Chadori(チャドリ)」という非常に珍しい幾何学文様が施されています。Chadoriは、伝統的なペルシャ絨毯のデザインの中でも特に高い芸術性を誇り、非常に繊細で複雑な模様を特徴としています。このデザインは、円環状の形状と直線的な要素が組み合わさり、動きと静けさを感じさせる絶妙なバランスを持っています。
織り密度は110万ノット平方メートルで、打ち込み総ノット数は371万ノットに達しており、精緻な織り目と細やかなデザインが際立っています。制作には40ヶ月を要し、その期間にわたって丹精込めて織り上げられたため、絨毯の品質は極めて高いものとなっています。
ミルメヒディ工房 シルクペルシャ絨毯 - チャドリデザイン
この特別なシルクペルシャ絨毯は、ミルメヒディ工房の手織りで仕上げられた、非常に珍しい**チャドリ(Chadori)**文様を特徴としています。Qom(クム)産の最高級シルクを使用し、精緻な技術で仕上げられたこの絨毯は、167 cm x 108 cmのサイズで、洗練された美しさを持っています。
フィールドカラーには深みのある濃赤が使われ、ボーダーカラーも同様に濃赤で統一され、全体に落ち着いた品格を与えています。密度110万ノット平方メートルという高密度で織り上げられ、非常に精緻な仕上がりとなっています。打ち込み総ノット数198万ノットにより、細部まで極めて高い品質を誇ります。
制作期間は19ヶ月をかけて完成したこの絨毯は、貴重で美しいデザインが一際目を引く逸品です。特に、チャドリ文様はその幾何学的な美しさと深い意味合いから、ペルシャ絨毯コレクターにも大変人気のあるデザインです
シルクペルシャ絨毯 Boteh(ボテ)柄
クム産の最高品質のシルクを使用し、ミルメヒディ工房によって丁寧に手織りされた逸品です。モカ色のフィールドカラーに、柔らかなクリーム色のボーダーが調和し、落ち着きのある美しい色合いが空間に温かみを与えます。
デザインには、ペイズリー模様に似たBoteh(ボテ)柄が施されており、小鳥たちが楽園で戯れているかのような華やかで優雅な世界を描き出しています。シンプルな中にも、見る者を魅了する細部の美しさが感じられます。
サイズは165 cm x 107 cmで、リビングルームやダイニングエリアにぴったりのサイズ感。110万ノット/平方メートルの高密度織りで、非常に高い耐久性としっとりとした触り心地を実現。200万ノットの総ノット数は、この絨毯がどれほどの細やかさと技術で作られているかを物語っています。
19ヶ月という時間をかけて完成したこの絨毯は、長年にわたってお使いいただけるだけでなく、贈り物としても喜ばれる美しい一品です。
160.0 cm x 108.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 メダリオン文様 小鳥たちの世界 時を超える美しさ
¥1,800,000
単価 あたり160.0 cm x 108.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 メダリオン文様 小鳥たちの世界 時を超える美しさ
¥1,800,000
単価 あたりメダリオン文様を最も美しく描いた作品 至極の逸品 時を超える小鳥たちの世界 見る者を惹きつける迫力
本作品は、美しいブルーを基調としたフィールドカラーと繊細なデザインが特徴的です。緻密に織り込まれた花々や小鳥たちは、自然の豊かさと生命の美しさを見事に表現しています。中央のメダリオン文様は優雅でありながら存在感があり、全体の調和を取ったデザインが特徴です。
フィールド全体にはスカイブルーとブルーが絶妙に組み合わさり、小さな花々が細部まで丁寧に描かれています。小鳥たちがデザインの中に点在し、まるで自然の風景を切り取ったかのような生き生きとした雰囲気を演出しています。ボーダー部分では濃淡のブルーが巧みに使われており、全体の華やかさをさらに引き立てています。
手織りの技法で実現された驚異的な密度は、繊細な模様を際立たせ、一目見ただけでその高度な職人技術を感じることができます。こうした作品は、伝統を忠実に守りながらも、現代のインテリアにも調和するデザインとして魅力的です。
リビングや応接室、または壁掛けとしてもご利用いただけるこちらの作品は、空間に優雅さと高級感を与えます。特に、青系の色調が空間を広々と感じさせ、どのようなインテリアにも自然に馴染むデザインです。芸術性と実用性を兼ね備えた逸品であり、時を超えてその価値を感じていただける特別な一枚です。
工房の有名作:Golriz/小さい花 華やかでいながら甘さを知的でシックな甘やかな色調
色柄も素晴らしく、クムシルクのスタンダードデザインとは違って独創的で鮮やかな色彩でしかも一般的なクム産のシルク絨毯と比べて数倍の多色使いで織り上げられた最も美しい色調で、デザインは中央にメダリオンを配し、フィールドとコナーに百花繚乱の花模様をあしらった優美なデザインで、さすが有名工房の最新作ならではの芸術的逸品と言える作品です。
119.0 cm x 77.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 有名作『Golriz』 小さな花が描く華やかで知的な色調
¥1,000,000
単価 あたり119.0 cm x 77.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 有名作『Golriz』 小さな花が描く華やかで知的な色調
¥1,000,000
単価 あたり工房の有名作【Golriz/小さい花】華やかさと知性が交錯する、甘美な色調のペルシャ絨毯。
優れた伝統工芸が織り成す正確な直線が特徴です。特に中心を飾る直線で作られた幾何学模様のメダリオンがこちらの作品の最大の魅力で、その中に広がる細かい植物モチーフのパターンがさらにその美しさを際立たせています。
フィールドカラーは柔らかく控えめなグラデーションが付けられており、穏やかで心地よい雰囲気を作り出します。このグラデーションは、落ち着きのある印象を与えながらも部屋全体を明るく彩る効果があります。一方で、ボーダーカラーには深みのある青が使用されており、フィールドカラーとのコントラストが絶妙なバランスを生み出しています。
青と茶の組み合わせがメインのカラーパレットであり、繊細なラインと幾何学的な対称性を持つデザインが際立っています。細かい花のモチーフが全体にちりばめられ、伝統的なペルシャの美学を感じさせます。この柄は「Golriz/小さい花」として知られ、ペルシャ絨毯特有のデザインの中でも特に人気の高いものです。
こちらの絨毯は手織りで、優れた職人技によって高密度(110万ノット平方メートル)で織られています。その結果、耐久性が高く、美しい模様が際立つ仕上がりとなっています。
こちらの作品は、リビングやダイニングなど、どんな部屋にも調和するだけでなく、空間にエレガントな雰囲気をもたらします。若い世代からご年配の方にも好まれる、上品で落ち着きのあるデザインと色合いが特徴です。
鮮やかなブルー色 珍しい正方形 柄はメダリオン文様と生命の樹のミックス
作品説明:
この作品の絵柄は、主にメダリオン文様とDrakhti(デラヘティ)の組み合わせで構成されています。Drakhti(デラヘティ)とは「樹木の文様」を意味し、生命の象徴とされる「生命の樹(tree of life)」をあしらった文様です。この作品の絵柄は1m四方という珍しいサイズの絨毯中に正円のメダリオン文様の「窓」を設け、窓の中に桜や梅の如き木々と鳥たちを配置するという構図になっています。
この作品はミルメヒディ工房によって製作されたものですが、特筆すべきはこの絵柄が元々日本の市場向けにデザインされたものです。現在では主にアラブ諸国を主要な取引先としているミルメヒディ工房ですが、かつては仕入れ先の7割を日本が占めていた時代がありました。当時は正方形の絨毯はかなり人気がありました。そして絨毯の絵柄にも日本人に好まれるデザインが取り入れられていたとの事です。この作品は、そうした時代に作成されたデザインを使用しています。仔細に見れば、当時と現代の日本人に馴染みある意匠の数々を、この絨毯に見て取る事ができるでしょう。
他の絨毯作品を見ればすぐに判りますが、絨毯の絵柄においてミルメヒディ工房は、色鮮やかな花々の文様を絨毯の全体に散りばめるデザインを得意としています。この作品は東洋の伝統的なデザインを巧みに取り入れ、なおかつ自身の得意とするデザインと見事に融合させた逸品であると評価する事が出来るでしょう。
この作品で見てきたように、ペルシャ絨毯はイランの伝統的な文様を組み合わせるだけではなく、東洋や西洋といった外国のデザインを取り入れた作品作りをしている事が珍しくありません。なので絨毯を鑑賞する際は、これまで見てきた絵画や工芸品を思い浮かべつつ眺めると、それらに意外な共通点を発見したり更には歴史的な繫がりを感じたりといった楽しみ方ができるのではないかと思います。
商品説明:
クム産の最高級シルク100%を使用して手織りされた逸品です。珍しい正方形のフォルムが特徴的で、鮮やかなブルーのフィールドカラーが目を引きます。デザインには、生命の樹(Derakhti)とメダリオン文様を見事にミックスした美しい模様が施されています。これにより、自然の力強さと美しさが表現され、空間に穏やかなエネルギーを与えてくれます。
本作品は、ミルメヒディ工房によって14ヶ月の制作期間をかけて丹念に織り上げられ、110万ノット/平方メートルの密度で仕上げられています。精緻な織り込みが、シルクの光沢と手触りに絶妙にマッチし、贅沢なひとときを感じさせます。
サイズは107cm x 104cm、リビングやダイニング、または寝室にぴったりのサイズで、空間に高級感と落ち着きを与えます。どんなインテリアにも合わせやすい色調で、ブルーの美しい色合いが、空間を引き締めるとともに穏やかな印象を与えます。」
100.0 cm x 100.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 珍しい正方形 茶色の落ち着くメダリオン文様&生命の樹
¥1,200,000
単価 あたり100.0 cm x 100.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 珍しい正方形 茶色の落ち着くメダリオン文様&生命の樹
¥1,200,000
単価 あたり静寂と生命の調和|ミルメヒディ工房の正方形シルク絨毯
本作品は、ミルメヒディ工房による正方形のシルク絨毯で、生命の樹とメダリオン文様が融合したユニークなデザインが特徴です。黒茶を基調にした背景が、鮮やかな色彩の花々や鳥たちを引き立てています。周囲を囲む繊細なボーダーと中央の円形メダリオンが、デザイン全体にバランスと調和を与え、視覚的な魅力をさらに高めています。
デザインの詳細
中央の円形メダリオンには、生命の樹をモチーフにした細密な文様が描かれています。花や鳥たちが絡み合う様子が自然の豊かさと活力を象徴し、周囲のボーダーには色とりどりの花々が描かれ、全体に華やかさを加えています。ボーダー内側にはペールブルーのアクセントが効いており、全体に調和をもたらしています。
色彩の美しさ
濃い黒茶色の背景に、赤やピンク、ブルー、アイボリーが鮮やかに映えるカラーパレットが採用されています。これにより、全体がエレガントでありながら視覚的なアクセントを備えた仕上がりになっています。
素材と職人技
シルク100%の素材は、優れた光沢と柔らかさを持ち、絨毯全体に高級感を醸し出しています。密度110万ノット平方メートルという高度な技術により、生命の樹や花々の繊細なディテールが見事に表現されています。こちらの作品は、美しさと耐久性の両方を兼ね備えた逸品です。
用途とおすすめポイント
サイズが正方形(100cm x 100cm)であるため、リビングルームやエントランスのアクセントピースとして、また壁掛けアートとしても最適です。その華やかさと落ち着きのある色合いが、どの空間にも調和しつつ、特別な雰囲気を演出します。
描かれている色柄の詳細説明
こちらの作品の絵柄は、主にメダリオン文様とDrakhti(デラヘティ)の組み合わせで構成されています。Drakhti(デラヘティ)とは「樹木の文様」を意味し、生命の象徴とされる「生命の樹(tree of life)」をあしらった文様です。1m四方という珍しいサイズの絨毯中に正円のメダリオン文様の「窓」を設け、窓の中に桜や梅の如き木々と鳥たちを配置するという構図になっています。
ミルメヒディ工房によって製作されたものですが、特筆すべきはこちらの絵柄が元々、日本の市場向けにデザインされたものです。現在では主にアラブ諸国を主要な取引先としているミルメヒディ工房ですが、かつては仕入れ先の7割を日本が占めていた時代がありました。当時は正方形の絨毯はかなり人気がありました。そして絨毯の絵柄にも日本人に好まれるデザインが取り入れられていたとの事です。こちらの作品は、そうした時代に作成されたデザインを使用しています。仔細に見れば、当時と現代の日本人に馴染みある意匠の数々を、こちらの絨毯に見て取る事ができるでしょう。
他の絨毯作品を見ればすぐに判りますが、絨毯の絵柄においてミルメヒディ工房は、色鮮やかな花々の文様を絨毯の全体に散りばめるデザインを得意としています。こちらの作品は東洋の伝統的なデザインを巧みに取り入れ、なおかつ自身の得意とするデザインと見事に融合させた逸品であると評価する事が出来るでしょう。
ペルシャ絨毯はイランの伝統的な文様を組み合わせるだけではなく、東洋や西洋といった外国のデザインを取り入れた作品作りをしている事が珍しくありません。ですので、絨毯を鑑賞する際は、これまで見てきた絵画や工芸品を思い浮かべつつ眺めると、それらに意外な共通点を発見したり、更には歴史的な繫がりを感じたりといった楽しみ方ができるのではないかと思います。
世界平和を願って織られたミルメヒディ工房のシルクペルシャ絨毯。生命の樹、メダリオン、花瓶文様が見事に融合し、国連ジュネーブ事務局にも展示中の特別な逸品。
クム産のミルメヒディ工房によって手織りで制作された特別な一品です。素材は100%シルクを使用し、非常に滑らかで光沢感のある仕上がりです。フィールドカラーは深い紺色で、ボーダーカラーも同じく紺色で統一されており、落ち着きと高貴さを感じさせます。
デザインは「生命の樹」「メダリオン」「花瓶文様」を巧妙に組み合わせたものです。これらの文様は、古くからペルシャ文化において非常に重要な意味を持ち、特に「生命の樹」は繁栄や永遠の命を象徴しています。また、花瓶文様は平和と繁栄を象徴し、世界平和への願いが込められています。これらの文様が調和したデザインは、まさに芸術作品と言えるでしょう。
この絨毯は、14ヶ月の制作期間を経て完成し、非常に高い品質が誇りです。織り密度は110万ノット平方メートルで、打ち込み総ノット数は114万ノットとなっており、細かい織り目と繊細なデザインが特徴です。さらに、この絨毯は国連ジュネーブ事務局に展示されており、その美しさと象徴性が国際的にも認められています。
魂を魅了する「生命の樹」デザイン|ミルメヒディ工房の逸品
本作品は、ペルシャ絨毯の名門「ミルメヒディ工房」による、人気No.1のユニークなデザイン「生命の樹」を描いた逸品です。その神秘的な絵柄と圧倒的な存在感が、見る者の心を引き寄せ、まるで物語を語りかけるかのような魅力を放っています。
デザインと色彩の魅力
フィールドとボーダーの黒茶が織りなす深みのある色彩が、こちらの作品に圧倒的な高級感を与えています。絨毯中央には「生命の樹」として知られるデザインが広がり、その繊細な枝葉や象徴的な生命力が丹念に表現されています。デザイン名「Mehrab」は、祈りの場を連想させる構図で、神秘性と芸術性が絶妙に融合した作品となっています。
最高峰の品質と技術
シルク100%を使用したこの絨毯は、光沢と手触りが非常に滑らかで、贅沢な感覚を提供します。密度110万ノット平方メートルという繊細な織りは、生命の樹の細部まで鮮やかに表現し、約119万ノットもの手作業による丁寧な仕上がりが、品質の高さを物語っています。
多用途に使えるサイズとデザイン
132cm x 82cmのサイズは、壁掛けやリビング、書斎など、あらゆる空間でインテリアアートとして利用できます。その象徴的なデザインは、落ち着いた雰囲気を求める空間を一気に高級感あふれる場へと変えることでしょう。
特別な一枚として
この絨毯は、職人技術とペルシャ文化が生み出す芸術そのもの。デザイン、素材、技術のどれをとっても、ペルシャ絨毯の真髄を感じられる逸品です。特に「生命の樹」というテーマが持つ奥深さは、贈り物や自宅の特別な装飾として最適です。
描かれている色柄の詳細説明:
こちらの作品の絵柄は、主にMehrab(メラブ)文様とDrakhti(デラヘティ)の組み合わせで構成されています。 Mehrab(メラブ)とはモスクの聖龕を表すペルシャ語で、 聖龕はモスクの礼拝堂内部正面の壁に設けられた窪み状の設備です。 一方 Drakhti(デラヘティ)とは「樹木の文様」を意味し、生命の象徴とされる「生命の樹(tree of life)」をあしらった文様です。国土の多くを砂漠が占め緑の少ない中東の乾燥した地帯に生活する人々にとって“生命の樹”は水のある場所=オアシスをイメージさせてくれると同時に、そこには花があり庭となります。鳥や動物達が集まる楽園、咲き誇る木や花々、周りに飛び交う小鳥達の図柄、これは自然の中から動物の命が生まれる神秘的な場所=楽園でとなります。緑の溢れる環境や楽園はみんなが抱く夢です。よってこの作品を作ったミルメヒディ工房は、二つの文様を組み合わせることで「夢と希望に溢れる神秘的な空間」を絨毯上に表現しようとしたのではないかと考えられます。絨毯を愛好する人々の間では、上質のシルク製絨毯は日光の状態や当たる光の角度によってその色彩を大きく変える事が知られています。ペルシャ絨毯には、そうしたシルクの特性を活かす意匠がしばしば施されています。この作品を例にしてみましょう。下の写真は絨毯を床に敷いて撮影したものです。
夜に部屋を暗くし、絨毯のそばに電灯を灯した状態で撮影すると、絨毯中のモスクの天蓋と円柱が黄金色を帯びて浮かび上がり、さらに天蓋と円柱に囲まれた生命の樹の花々が鮮やかに引き立って見えるのが判別できるのではないでしょうか。ミルメヒディ工房はシルクの特性を活用する事で、このようにモスクと生命の樹が目立って見えるよう計算して絨毯を織ったと考えられます。こうした意匠を施されたこの作品には、どのような意味が込められているのでしょうか。絨毯の隅(※この部分をハーシエ・ボゾルグと呼びます)に草花をあしらったメダリオン文様が配され、四角いガード(※この部分はハーシエ・クーチェクと呼びます)の内側にモスクと生命の樹が配されるという構図から、例えば次のような解釈ができるのではないでしょうか。
「花の咲き乱れる庭園にエデンの園へ至る四角形の入り口が開いている。入り口を覗くとモスクの姿があり、更にその向こう側には天国そのものとそこに生える生命の樹(エデンの樹)が広がっているのが見える。そしてエデンの園の入り口とモスクは部屋に陽の光が差し込むと元の色彩を変え、黄金色を帯びて光り輝く──。」
ペルシャ絨毯には技術や意匠を愛でるだけではなく絵画と同じく作品へ込められた意味を考えるという楽しみ方があります。(※日本の茶器や蒔絵などの漆器工芸にも通じる楽しみ方であると思います)
こちらの絵柄は、ミルメヒディ工房の説明によればアラブの石油王(シェイクと呼ばれる人達)に大変人気があるのですが、そうであるのはこの絨毯が技術とストーリーを併せ持つ作品であるからではないかと思います。また縁起の良いものとして、大きく育つ木は、「成長」や「長寿」を意味します。財産が大きくなるようにという願いを込められている意味合いもあります。
ミルメヒディ工房の『Jozan』、草木染めのピンクが美しく優雅。シルクの輝きとメダリオン柄が織り成す至高の一品。
フィールドカラーに草木染めによるピンクが使われた、非常に美しい色合いが特徴です。草木染めによる優しげで温かみのあるピンクは、室内に柔らかい印象を与え、優雅で落ち着いた空間を演出します。ボーダーカラーには、ミックスされた銅色が使われており、ピンクと見事に調和し、落ち着きのある高級感を醸し出しています。
デザインは、ペルシャ絨毯の代名詞とも言えるメダリオン柄を基に、ラチャク・トランジの模様が織り込まれています。このデザインは、細部まで精緻に織られ、ペルシャ絨毯ならではの重厚感と美しさが表現されています。
シルク100%の素材により、手触りは非常に滑らかで、光の当たり方によって絨毯が美しく輝きます。密度は110万ノット平方メートル、打ち込み総ノット数は194万ノットに達しており、非常に高密度で精緻に織られているため、耐久性と美しさの両方を兼ね備えています。
サイズは158 cm x 105 cmで、リビングルームやダイニングルーム、寝室など、広めの空間にぴったり。高級感のあるシルク素材と精巧な手織りの技術で、どんな空間にも華やかさとエレガンスを加えます。
161.0 cm x 109.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 文化遺産級 古代英雄ロスタムの物語デザイン 世界最高級 壁飾り
¥2,800,000
単価 あたり161.0 cm x 109.0 cm
ペルシャ絨毯 クム産 シルク100% ミルメヒディ工房 文化遺産級 古代英雄ロスタムの物語デザイン 世界最高級 壁飾り
¥2,800,000
単価 あたり文化遺産級の芸術作品:「ロスタムとソフラブの物語」を織り込んだ絹の奇跡
本作品は、古代の最大英雄であるロスタムとその息子ソフラブの悲劇的な物語を題材にしたミニアチュール柄が特徴です。壮大な叙事詩「シャー・ナーメ」に描かれたこの物語は、ペルシャ文化の象徴的な物語であり、そのストーリーを正確に表現したデザインはまさに文化遺産級の逸品です。
デザインの魅力
本作品は濃紺のフィールドカラーを基調とし、そこに緻密で彩り豊かな登場人物や風景が織り込まれています。物語のクライマックスを描写したデザインは、見る者を物語の世界へ引き込みます。ロスタムとソフラブの壮絶な一騎打ちが中央に描かれ、その周囲にはペルシャ文化特有の装飾的な文様が施されています。細部にまでこだわったミニアチュール柄は、まるで絵画を見ているかのような臨場感を与えます。
品質と技術の粋を尽くした一枚
シルク100%で織られた本作品は、光沢と柔らかさを兼ね備えた最高級の素材を使用。密度120万ノット平方メートルの繊細な織り目は、世界最高級の品質を象徴しています。さらに、194万ノットもの結び目による堅牢な仕上がりは、長い年月にも耐えうる耐久性を誇ります。伝統技術と熟練の職人技が融合したこの絨毯は、一目でその価値を感じていただけるはずです。
インテリアとしての魅力
濃紺のベースカラーは空間に落ち着きと高級感を与え、装飾的な文様がインテリアを一層華やかにします。こちらの絨毯は、床に敷くだけでなく、壁掛けとしても映える作品です。ペルシャ文化の深みとストーリーを感じられる本作品は、リビングや書斎、またはギャラリーに飾ることで空間全体の格調を高めます。
特別な一枚として
このような物語性のある絨毯は非常に珍しく、芸術的価値も高いため、大切なコレクションとしても最適です。物語の深み、デザインの美しさ、そして圧倒的な職人技術が詰まった本作品は、まさに「唯一無二」の存在といえるでしょう。
描かれている物事の詳細
この絵柄は、イランの民族叙事詩「シャー・ナーメ」最大の英雄ロスタムの物語の一節、ロスタムと息子ソフラーブの悲劇を細密画風に描いたものです。シャー・ナーメは古代イランの神話、伝説、歴史を集大成した叙事詩で、イランでは極めてよく知られた国民的叙事詩です。英雄ロスタムはそうしたシャー・ナーメの登場人物達の中でも最も有名な人物の一人で、特にロスタムとその息子ソフラーブの悲劇は、今でもイランの人々の心を強く揺さぶる感動的物語として語られ続けています。
そのようなイランの名高い英雄伝説を題材とするだけに、製作したミルメヒディ工房のまさに本気が込められた芸術的傑作となっています。絵画としてみた場合の絵柄の構図の見事さはもとより、一般的なクム産のシルク絨毯と比べ数倍の多色使いで織り上げられるなど技術的にもみるべき所の多い作品なのですが、 大変有名な物語りですので、絵柄の物語について説明します。
ペルシャ絨毯には技術や意匠を愛でるだけではなく絵画と同じく作品へ込められた意味を考えるという楽しみ方があります。ロスタムとソフラーブの悲劇を描いた絵画絨毯たるこの作品は、まさしく絵画と同じ楽しみ方ができる分かり易い作品例であると言えるでしょう。
それでは、この作品を絵画のように読み解いていきましょう。下の写真をご覧ください。
写真で示したように、この作品の絵柄はロスタムとソフラーブの物語の各シーンを同一の画面に収めるという構造になっています。こうした異なる時間の出来事を同時に描く手法は「異時同図法」と呼ばれ、西洋(ヨーロッパ)や東洋(中国や日本)の歴史絵画ではよく見られるものです。この作品の絵柄は写真のように1から5までのシーンに分けられ、1から物語が始まり5で完結するというさながら絵本のような構成となっています。
では、1から5までの各シーンについて、 「ロスタムとソフラーブの悲劇」のあらすじ説明も兼ねて解説していきましょう。
まず、正面写真のシーン1をご覧ください。
シーン1は若き日の英雄ロスタムと後にソフラーブの母となる美姫タハミーネが、 ラマッス(lamassu)と呼ばれる人面有翼牡牛の精霊を目撃する姿を描写しています。ラマッスはアケメネス朝ペルシアの宮殿装飾にも見られる古代ペルシアの精霊で、 僻邪,吉祥,豊穣をつかさどるとされます。この精霊が現れたことで、二人は将来並はずれた勇士となる子供を授かるという未来が暗示されるのです。
次に、正面写真のシーン2をご覧ください。
シーン2は成長した息子ソフラーブが、女戦士ゴルドアーフリードと有名な一騎打ちを行う姿を描写しています。ゴルドアーフリードは原作でも力を入れて描写される女傑で、初陣のソフラーブと激闘を演じた末に敗れます。このシーンは勇士ソフラーブがゴルドアーフリードに打ち勝つ寸前、彼女の兜を取り上げ、女と闘っていたことを知るという劇的な瞬間を描いています。兜を取り上げた瞬間に、彼女のあまりの美しさに心を奪われ、ペルシャの女性の強さと美しさに驚き、”ペルシャの女はこれほど強かったら男の方がもっと強いだろうと”心に呟きます。ゴルドアーフリードへ恋に落ちますが、ペルシャ人は外国の男性と恋愛できないことを知っていたゴルドアーフリードは、ソフラーブを騙し、なんとか逃げてしまいます。
そしてこのシーンはさらに、息子の雄姿を戦場の外にいる父ロスタムと母タハミーネが見守るという描写にもなっているのです。
次に、正面写真のシーン3をご覧ください。
シーン3は英雄ロスタムの物語の中でも特に名高い、息子ソフラーブとの一騎打ちを描写しています。物語において英雄ロスタムと勇士ソフラーブは、数々の不幸な事情が重なった末に、実の親子でありながら戦場で互いに相手が誰か分からないまま3日にわたる激闘を繰り広げます。これまで数多くの怪物や英雄戦士たちに勝利してきたロスタムでしたが、この戦いで彼は何度もソフラーブに打ち倒され、ついには組み伏せられ危うく首を刎ねられるところまで追いつめられてしまいます。この危機をロスタムは、彼の戦い方では珍しい奸計を用いて脱します。そして戦いの最後の日、ロスタムは神に祈りを捧げ自ら封印してきた力を解放します。この力を用い、とうとうロスタムは勇士ソフラーブを討ち果たしたのでした。
しかし、生涯最大の強敵を討ち取った直後、ロスタムは相手が実の息子であったことを知ってしまいます。このシーンは、息子を殺した直後真実を知ったロスタムが絶望の表情を浮かべる姿を描き、同時に二人の悲劇をタハミーネが驚愕して眺める姿をも描写しているのです。
次に、正面写真のシーン4をご覧ください。
シーン4は息子ソフラーブの死後、ロスタムとタハミーネが決別する姿を描写しています。原作では、息子の死後タハミーネがロスタムの事をどのように思ったか記述はありません。しかし、息子が実の父に殺されたと知ったタハミーネは当然ながら、夫ロスタムを愛する事はできなくなったでしょう。したがってこのシーンは、原作に無かった解釈を加えることでかつて愛し合い息子を設けた二人が決別する姿を描写しているのです。
最後に、正面写真のシーン5をご覧ください。
シーン5は息子を失ったタハミーネが、息子の悲劇の生涯を回想する姿を描写しています。物語の終盤、息子に先立たれたタハミーネは大いに嘆き悲しみます。自らの身体を傷つけ髪をむしり、美しい顔を打ち付けて我が子の名を叫びます。そして物語は彼女が息子の死から1年後に亡くなったことを告げ、運命の因果を滔々と説いて幕を閉じます。このシーンは、悲しみで髪を千々に乱したタハミーネが、我が子の誕生前から死までのシーンを文字通り眺めて振り返る様子を描いています。このような構図にすることで、この絨毯作品はロスタムとソフラーブの悲劇を、タハミーネの悲劇の物語として締めくくっているのです。
以上、こちらの絨毯作品に描かれた物語について解説してみました。全シーンを通してみると、ロスタムとソフラーブの悲劇の物語が、一方でロスタムとタハミーネの物語として語られているのに気づかれるのではないでしょうか。実を言うと原作においてタハミーネは、こちらの作品で語られるよりも遥かに控え目にしか登場しません。しかしこちらの作品は、彼女をロスタムと並ぶ主要人物として描写することで物語の悲劇性をより強調し、中世に書かれた原作を、文字通り現代に通用する一大悲劇として再構成して見せているのです。
このようにまさしく絵画と同じ物語性に溢れたこちらの作品は、同時に絨毯の技術的な面においても特筆すべき特徴を持っています。
物語りはいかがでしたか。
[Golestanからのコメント]
手織りペルシャ絨毯は、離れてみると筆で描かれた絵画と錯覚するほど、精細な出来栄えで圧倒される芸術品です。見る人を惹きつけ、うっとりため息がでるほど、とても素晴らしい作品です。
ここまでのシルクペルシャ絨毯は中々ないと思います。
イランではこの物語を参考にたくさんの諺や本が出版されております。知れば知るほどこの絨毯に対する愛が深まっていく、魔力がございます。又シルクの絨毯は角度によって色合いは薄く見えたり、濃く見えたりしますのでシルク独特の風合いをお楽しみ頂けます。 多彩なデザイン・模様の正確さ・結び目の堅牢さは、手織りの絨毯とは思えないほど緻密な作品なのです・・・。
高級な額縁に入りも可能ですので、そのまますぐに壁などに掛けてご使用できます。
最高級のペルシャ絨毯の壁飾りするだけで、豪華で優雅な、雰囲気のある空間をつくります。
アンティークのインテリアや、クラシック調のお部屋に飾ってもらっても素敵です。
実物は写真の数倍も素晴らしく、必ず気に入っていただけると思います。
ミルメヒディ工房の最高傑作『Golriz』、貴重なシルクペルシャ絨毯。総ノット数705万、6平米を超える広さ。
クム産の最高級シルクを使用し、ミルメヒディ工房による手織り作品です。美しい「Golriz(小さい花)」デザインを特徴とし、フィールドカラーは深みのあるモカ色、ボーダーカラーは柔らかなライトグリーンが施されています。デザインには「Medallion/メダリオン/ラチャク・トランジ」も取り入れられ、上品で調和の取れた印象を与えます。
この絨毯は、総ノット数705万ノットという非常に高い密度を誇り、細かく精緻な織り目が特徴です。制作には72ヶ月(6年)もの歳月がかかり、その完成度はまさに最高傑作と言えます。サイズは297cm x 198cmの広さを誇り、約6平米の面積があり、豪華な空間作りに最適です。
ミルメヒディ工房の名作『生命の樹』、繊細な色彩と精緻な織りで空間に命を吹き込む。
本作品は、ペルシャ絨毯における伝統的な文様「生命の樹」を美しく表現したシルクペルシャ絨毯です。世界中の部族の儀礼や神話にも登場し、長寿や繁栄を象徴する「生命の樹」は、ペルシャ語では「Drakhti(ドラクティ)」、英語では「Tree of Life」とも呼ばれています。この文様は、乾燥地帯に生きる人々にとって、生命の源であるオアシスを象徴し、そこには花や動物たちが集まり、楽園のような神秘的な場所を描いています。
フィールドカラーにはブルーとスカイブルーのミックスが使われ、鮮やかな色彩で織り上げられたこの絨毯は、クム産シルク絨毯の中でも数倍の多色使いが施されています。その結果、非常に芸術的で、目を奪われるような美しい色調が特徴です。写実的に表現された「生命の樹」には、バラ、ダリア、ジャスミンなど、10種類の花が咲き乱れ、多種多様な鳥たちが群れを成しています。シルクの素材感を活かし、花や鳥が立体的に浮き立つような表現がされています。
サブボーダーには、花を挟んで向かい合わせの2羽の鳥が繰り返されるデザインが施され、全体のバランスが取れています。さらに、メインボーダーには、繊細にデザインされたバラが連なり、全体のフィールドカラーであるブルーとの調和が取れています。これにより、生命力にあふれた自然の美しさが引き立たたせられています。
この絨毯は、ただの装飾品ではなく、生命や自然の力強さを感じさせる作品です。 美しい色彩と精緻なデザインは、空間に神秘的なエネルギーを与え、どんな場所にも特別な存在感を放ちます。織り上げに22ヶ月を要したこの逸品は、まさに有名工房の最新作ならではの素晴らしい出来栄えと言えるでしょう。